千葉・花見川、夫婦ふたりの小さなアトリエ。企画から仕立てまで、すべてをこの場所で。

千葉県千葉市花見川区。
都心の喧騒から少し離れた静かな場所に、加瀬鞄工房のアトリエはあります。

ここは、私たち夫婦が営む小さな工房です。
デザインを描くこと、型紙を設計すること、革を裁断し、ミシンを踏んで仕立てること。
そのすべての工程を、このアトリエの中で、自分たちの手で行っています。

「誰が作ったか分かる安心感」と、「作り手の顔が見える距離感」を大切に。
夫婦それぞれの得意分野を活かしながら、一つひとつ丁寧に、皆様の日常に寄り添う鞄を作り続けています。

Profile ‐ 作り手について


加瀬 秀幸

(千葉県出身 / 1982年生まれ)

「高校時代から、鞄ひとすじ。機能美を追求する技術屋です。」

高校時代からバッグの構造に興味を持ち、見様見真似で友人からのオーダー鞄を作り始めたのが原点です。大学でもバッグの研究に没頭するほどの「生粋の鞄好き」でした。
卒業後は鞄メーカーへ就職。一般的なバッグだけでなく、高い耐久性が求められる「山岳用バッグ」や「テクニカルバッグ」の開発に携わりました。そこで培った機能性へのこだわりと、恩師である「riacreation」相原氏の元で習得した革鞄作りの技術。
その二つを融合させ、2020年に独立しました。
現在は加瀬鞄工房のほか、海外ブランドの商品開発も手掛けています。

  • 趣味: 登山・自転車



加瀬 亜矢子

(兵庫県出身 / 1986年生まれ)

「デザインの現場から、職人の道へ。繊細な感覚を大切に。」

幼い頃から絵を描くことが好きで、デザイン科の高校を経て機械メーカーのデザイン部門へ。その後、東京の印刷会社でグラフィックデザイナーとして働いていました。
転機となったのは、子供が生まれたこと。
「ものづくり」への想いを形にするため、夫と共に恩師・相原氏の元で鞄作りと職人の心得を学びました。
現在は、デザイナーとしての色彩・バランス感覚を活かしながら、鞄や革小物の製作に従事しています。
女性目線での使いやすさや、心ときめくデザインを大切にしています。

  • 趣味: 登山・イラストを描くこと

アトリエに響く、三つの音。理想の形を支える、大切な相棒たち。

千葉・花見川のアトリエに響く、タタタタ…というリズミカルな音。
私たちが作るバッグや小物は、役割の違う「3種類のミシン」を使い分けることで生まれます。
まっすぐに縫うもの、曲線を描くもの、そして立体を組み上げるもの。
それぞれの特性を熟知し、手足のように操ることで、一枚の革や帆布が「愛着のわく道具」へと変わっていきます。

  • JUKI LU-2810-7 (平ミシン)

    まっすぐに、凛と。
    一般的なミシンと同じように、平らな台座を持つミシンです。
    得意なのは、定規で引いたような美しい直線を縫うこと。
    帆布トートバッグがスッと自立するのも、持ち手が手に馴染むのも、このミシンが力強く、揺らぎのないステッチを刻んでいるからです。

  • JUKI LS-2342S(腕ミシン)

    優しくカーブを描く。
    作業台から、人間の腕のように水平に突き出した形が特徴です。
    この腕にバッグの口元などを被せることで、平らな場所では縫えない「筒状」のものや、コーナー(角)のカーブを縫うことができます。
    財布の角が丸く滑らかなのは、このミシンが素材を包み込むように仕立てているおかげです。

  • ANT(ポストミシン)

    「革の宝箱」を生む、小さな柱。
    その名の通り、一本の柱(ポスト)が垂直に立っている、少し不思議な形のミシンです。
    実は、「革の宝箱」シリーズのあの形は、このミシンでなければ作れません。
    柱の先端で縫うことで、箱の形を一切押し潰すことなく、ふっくらと立体的なまま縫い上げることができます。
    建築物のような美しいフォルムを生み出す、加瀬鞄工房の心臓部です。

デザインへのこだわり

小規模な工房の利点を生かし、先入観や既成概念にとらわれず、
素材、構造、機能に拘った、本来あるべきカタチを探求。
シンプルで美しいタイムレスなものづくりを目指しています。

工房にて実物をご覧いただくことが可能です

工房には、実際に販売している商品の展示サンプルがございます。現在、特定の営業日は設けておりません。
ご来店予約は、下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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